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  • バイオクライマティックデザインによる住宅設計のパターン・ランゲージ

2-5 卓越風をとらえる

更新日:2022年1月10日

Catching a Seasonal Wind


地域における季節ごとの風の特性をとらえ、住宅を計画します。






*地域ごと、季節ごとに、ある期間に最も頻繁に現れる風向きの風を「卓越風」と呼びます。冬場に関東地方で吹く「からっ風」や東北地方で夏場に吹く「やませ」など独特の名前が付けられた卓越風などはよく知られています。


風が通り抜ける住宅を計画しています。


▼その状況において

地域における季節ごとの風の特性を知り、その風をしっかりととらえる(つかまえる)計画をしないと、風が通り抜ける住宅にならず、快適な住宅は実現しません。

なぜなら

・地域には、その地域の風の特性があり、それを踏まえないと、その風をとらえて、風を効率的に室内にとり入れたり、風が入るのを防いだりすることがでずに、地域に根差した快適な住宅は計画できません。

・また、季節ごとに風の特性は変わり、時期ごとの風の特性を知り、その風を効率的に制御することができないと、夏には涼しく、冬には暖かい快適な住宅は設計することはできせん。

・風は、住む人に快適さをもたらす力をもつことを理解し、その力を最大限に利用しないと、風が通り抜ける快適な住宅は実現しません。


▼そこで

地域における季節ごとの卓越風の特性をとらえ、風を味方につける、風が通り抜ける快適な住宅を計画します。

例えば

・卓越風が入る窓(風上側)と出る窓(風下側)の位置を、人のいる場所に風が通るように考えます。

・風の入り口の開口部を大きく、風の出口の開口部を小さくつくるなど、最大限に風を利用することができる開口部を考えます。

・地域の卓越風を把握し、敷地周辺の状況も考慮しながら、卓越風が通り抜けて室内に風が行きわたる窓の位置や部屋同士のつながりなどの平面計画を考えます。


▼その結果

・夏には、開口部から風が通り抜け、地域における季節ごとの風の特性にあわせた快適な住宅が実現します。

・空調設備の使用を最大限に抑えた環境に優しいサスティナブルな住宅が計画できます。

・今後、建築を計画する時に、風の特性を知ることにより、風の力を最大限利用した快適な建築が設計することができます。

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