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  • バイオクライマティックデザインによる住宅設計のパターン・ランゲージ

6-1 太陽エネルギーの活用

更新日:2022年1月10日

Utilizing Solar Energy


太陽からの膨大なエネルギーをたくさん受け取り、活用します。

















*人間がエネルギー源として実際に利用可能な太陽エネルギーの量は膨大です。2008年時点の世界全体の一次エネルギー(自然界から得られた変換加工しないエネルギーのこと、石油など)供給量の約67倍で、ゴビ砂漠の半分に現在市販されている太陽電池を敷き詰めれば、全人類のエネルギー需要量に匹敵する発電量が得られることになります。東京での1年間の面積あたり入射量は約1,200kWh/㎡です。欧州では中部で約1,000kWh/㎡、南部で約1,700kWh/㎡です。また赤道付近の国々では最大約2,600kWh/㎡に達します。


太陽エネルギーを活用した住宅を考えています。


▼その状況において

地球温暖化の原因となる二酸化炭素を多く排出する電気、ガス、石油等だけを使用する発想をすると、再生可能エネルギーを活用できず、地球環境に配慮した住宅は実現しません。

なぜなら

・太陽エネルギーを活用した電力供給を考えないと、火力発電などによる電力を利用する高環境負荷住宅になってしまうため、環境に配慮した住宅が計画できません。

・冬場に室内に差し込む太陽エネルギーを溜めて活用する発想をしないと、環境に配慮した住宅は設計できません。

・屋外の太陽エネルギーを集めて利用することを考えないと、太陽エネルギーを屋根で集めて利用する太陽熱利用システムなどを活用することができず、快適な室内環境は計画しません。


▼そこで

太陽エネルギーの種類や効果的な活用方法を知り、設備機器などの導入も併用して、太陽エネルギーの恩恵を活かした住宅を計画します。

例えば

・太陽エネルギーに最も多く接する受容面に太陽光発電設備を設置し、自然エネルギーにより日々の生活に必要な電力を得ます。

・冬場の日中の日射熱を溜め、夜に緩やかに放出することで室内の温度を暖かく維持するために、太陽エネルギーが多く当たる床面に蓄熱能力の高い材料を使用する計画をします。

・中間期(春と秋)は、屋根に設置した太陽熱集熱システムなどを活用して、ガスや電力をできるだけ使わずに温水をつくる計画をします。


▼その結果

・太陽エネルギーを無駄なく活用することで、電力などの発電時に発生する二酸化炭素を削減することができるため、地球環境に配慮した住宅が計画できます。

・冬でも暖かく、外気温からの影響が少ない室内環境を作り出すことが可能となり、安全で健康的な生活が送れる住宅が実現します。

・太陽エネルギーを活用した生活を送ることで、自然環境に親しむ感覚が身につき、環境に配慮しながら生活していくことを大切に思えるようになります。

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