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  • 猛 小林

2-2 土地の記憶

Memory of the Land


その地域の土地の記憶にも着目します。




*土地の記憶を示す言葉であるゲニウス・ロキ(Genius Loci)とは、ラテン語で、「場所の精霊」という意味で、場所に現れている際立った雰囲気・土地特性であり、歴史・文化の蓄積によって生み出される類型化できない固有の価値、あるいはそれを体現している特別な場所を意味します。都市計画、環境設計、建築設計などに際しての空間認識概念として用いられています。物理的な形状に由来するものだけでない、歴史的・文化的・社会的な土地の可能性を示します。


歴史的・文化的・社会的な土地の条件も踏まえて住宅を考えようとしています。


▼その状況において

その地域及び計画敷地周辺の土地の記憶(ゲニウス・ロキ)などにも着目しないと、その土地の歴史的・文化的・社会的な可能性を逃してしまうことがあり、その土地の土地特性に合致した住宅となりません。

なぜなら

・その地域及び計画敷地周辺の土地の記憶などから、その場所の様々なコンテクストを読み取ることができ、それに着目しないと、その場所の雰囲気にあった住宅とならないこともあります。

・また、土地の記憶の概念を念頭において計画をしないと、その土地の歴史的な可能性をとり逃して、その土地の土地特性に合致した住宅とならないこともあります。

・土地の記憶に着目することをしないことにより、その土地に固有の文化的・社会的な土地の可能性を住宅に取り込むヒントを取り逃がすこともありえます。


▼そこで

土地の記憶(ゲニウス・ロキ)に着目し、その土地の歴史的・文化的・社会的な可能性を住宅の計画にとり入れます。

例えば

・土地の記憶に着目し、最新の地図だけでなく古地図なども参照すことにより、その場所の歴史的コンテクストを踏まえた、その土地の雰囲気にあった住宅を考えます。

・また、土地の記憶に着目し、その土地にかかわる歴史書や古く伝わる物語なども参照することにより、その土地の歴史的な特性に合致した住宅を考えます。

・地域の歴史文化を継承し、建築物等を建設・修復・復元するに当たっては、土地の記憶(ゲニウス・ロキ)に着目し、土地に固有の文化的・社会的な土地の可能性を建築の手がかりにします。


▼その結果

・その土地のペルソナ(土地の個性)を住宅デザインに反映することが可能になります。

・その場所の雰囲気にあった、周囲と違和感のない、「昔からその場所に立っていた」かのような住宅が実現することもあります。

・その土地固有の歴史的・文化的・社会的な土地の可能性を建築に取り込むことができ、それは昔からのその地位域固有の民家のように、環境負荷の少ない住宅につながります。

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